VALUX
VALUXサービス導入事例:株式会社ヤマダ電機様
高速性・安全性・利便性を兼ね備えた次世代バンキングサービス
「VALUX」で残高照会・資金集中処理を大幅に短縮
インターネット経由でのパソコンバンキングに不可欠な、NTTデータの端末認証サービス「VALUX」。このほど、家電量販最大手の株式会社ヤマダ電機(以下、ヤマダ電機)では、全国展開している約500拠点の支店や子会社の売上管理業務に用いている金融システムの迅速化を目指して、同サービスを導入した。これまで1店舗当たり1分以上かかっていた処理時間を数秒にまで短縮するなど大幅な効率化を果たし、スピード経営に不可欠な迅速性を確保、さらなる競争力強化に向けたコスト削減を実現した。

■企業紹介

社名 株式会社ヤマダ電機
本店所在地 〒370-0841
群馬県高崎市栄町1番1号
創業 1973年4月
資本金 710.1億円(2010年3月末現在)
事業概要 「お客様第一」の視点で創意工夫を実践し、スピード経営とローコスト経営に取り組み続けることで売上高は2兆円を超え、全国47都道府県への店舗展開を果たし、専門量販店初のナショナルチェーンを実現した。家電販売業界のリーディングカンパニーとして地域密着型のフランチャイズ事業やリサイクル事業の強化、「ECO活動」にも積極的に取り組んでおり、エリアNo.1を目標にさらなるチェーン拡充を目指している。
http://www.yamada-denki.jp
残高照会・資金集中処理の時間短縮・信頼性向上が急務に
次世代パソコンバンキングサービスの利用に不可欠な、NTTデータの端末認証サービス「VALUX」。同サービスをいち早く導入して、全国に広がる販売拠点の資金集中処理の高速化に役立てたのが、家電量販業界のリーディングカンパニー、ヤマダ電機だ。
ヤマダ電機は現在、全国で約500拠点に及ぶ販売店舗や物流会社を展開しており、すべての拠点の経理処理は、2008年に群馬県前橋市から高崎市に移転した本社で集中管理している。1店舗1口座という拠点ごとの口座を設けて、本社側で月3回の指定日に残高照会を実施、各店舗の売上は本社の口座へと資金移動が行われる。約500拠点すべてを対象に迅速な資金集中処理を行うことで、グループ全体の経営実態の把握に努め、経営戦略などに役立てていた。
こうした資金集中管理に当たって、従来は、回線速度の遅い公衆回線経由(ダイヤルアップ接続)でANSERセンタに接続、取引先金融機関の残高照会や資金移動を行ってきた。しかし、公衆回線の速度がボトルネックとなり、1回の資金集中処理を行うのに、残高照会のための回線接続・切断(30秒)〜残高規定値の確認〜資金移動のための回線接続・切断(30秒)というように、1拠点当たり1分間以上の処理時間を要しており、約500拠点の処理が完了するまでには膨大な時間がかかっていた。また、店舗エリアによって異なる複数の銀行と契約しているため、資金集中管理業務はきわめて煩雑となり、急速な店舗展開を続ける中で処理時間はかさむ一方で、月次決算の遅れからスピード経営を鈍らせかねない事態も生じていたという。
そうした状況に対して、「店舗が増えたからといってその度に人員を補充するわけにはいかない。経理や財務の仕事にとって、ITの活用なしに業務効率化やコスト削減を図ることは不可能」と、管財本部 本部長 取締役兼執行役員専務CFOの茂木守氏も語るとおり、処理時間の短縮に向けた解決策が急務となっていた。
株式会社ヤマダ電機
管財本部 本部長 取締役兼執行役員専務CFO
茂木守株式会社ヤマダ電機
管財本部 本部長 取締役兼執行役員専務CFO
茂木守 氏
従来のパソコンバンキングの悩みを解消し
高速化・信頼性向上・通信コストを削減
残高照会や資金集中処理の時間短縮が急務となっていたヤマダ電機が、同社のメインバンクから導入を勧められたパソコンバンキングは、NTTデータが提供する端末認証サービス「VALUX」を利用するものであった。
「VALUX」は、これまでの公衆回線に代えてインターネット回線によりパソコンバンキングを利用するための端末認証サービス。回線の高速化を図ることで処理待ち時間が解消され、大幅な時間短縮や通信コストの削減が可能となる。通常のインターネットバンキングでは取引する銀行ごとにログインする必要があり、銀行のサイトによって使い勝手が異なるのに対して、パソコンバンキングでは専用ソフトウェアの画面上に複数の金融機関の口座が表示されるため、金融機関同士の資金移動なども簡単に行うことができ、業務効率化にもつながる。セキュリティについては、専用ソフトウェアを用いてアクセスすることから、フィッシングやなりすましを防げる。その上、パソコン内部に保存されるデータや通信を介してやりとりするデータもSSLで暗号化され、「VALUX」側で電子証明書による端末認証を行うため、手軽に高い安全性を確保することが可能だ。
法人利用のパソコンバンキングに関して、現状では公衆回線からDDX-TP網を経由してNTTデータのANSERセンタにアクセスしている企業が大半であるが、DDX-TP網は数年後のサービス廃止が決まっており、またダイヤルアップ接続用の通信モデムの生産も減少している。「VALUX」には、その代替サービスとしての役割も期待されており、対象となるすべての金融機関の早期の導入が求められている。
約500拠点の処理時間を大幅に短縮
加速するスピード経営に大きく貢献
ヤマダ電機では、「VALUX」を利用することで大幅な時間短縮が期待できることから、すぐさまサービスの導入を検討。一部の業務を対象に試験運用を行った結果、大幅な時間短縮が図れたことから、資金集中管理への本格導入が実現することとなった。
従来のパソコンバンキングから「VALUX」へのスムーズな移行を果たしたヤマダ電機は、本サービスによる新たな環境により資金集中処理の大幅な時間短縮を実現した。具体的には、残高照会処理時間が旧システムで約30秒を要していたのに対し、新システムでは約2秒に短縮、資金集中処理時間についても同様に約30秒から約3秒へと大幅に短縮されている(※注)。約500拠点のうち本サービスの利用対象である約400口座に関して、従来は処理が完了するまでに2台のパソコンを利用して最短でも約3時間半程度かかっていた上、通信トラブルが時折発生したり、取引時の待ち時間が発生したりして所用時間が予想できずにいた。しかし新システムでは信頼性の高いネットワーク環境のもと、集中管理業務に伴う作業を含めても1台のパソコンを用い約1時間半で処理が確実に完了するなど、大幅な時間短縮が実現した。
刻々と売上が入金されるなど各支店の口座がリアルタイムに動いている中、入金処理を1秒でも長く待った末に、できるだけ短時間で資金移動が完了するのが望ましい。管財本部 経理・財務担当 上席執行役員の坂入義弘氏からは、「本サービスを導入したことで、ベストなタイミングで資金集中できるようになった。月次決算についても、より正確な数字を役員会に提出でき、的確な経営判断に役立てられる環境が整った。導入メリットは大きい」との評価を得ている。
株式会社ヤマダ電機
管財本部 経理・財務担当 上席執行役員
坂入義弘株式会社ヤマダ電機
管財本部 経理・財務担当 上席執行役員
坂入義弘 氏
ヤマダ電機では、メインバンクとの取引をVALUXにいち早く切り替えたことで、集中管理処理の大幅な高速化が実現。「VALUX」非対応の金融機関向けには、公衆回線を経由したDDX-TP網を併用する環境となっているが、今後VALUXに対応する金融機関が増えれば、さらなる処理の高速化や利便性の向上、通信コストの削減が可能となる。こうした状況について、IT事業本部 システム事業部 システム開発課の深堀健一氏は、「残り約100拠点が『VALUX』に対応することで、よりいっそうの処理の高速化やコスト削減が期待できる。使い勝手の向上も図られるので、他の金融機関は一刻も早くサービスに対応してほしい」と期待を寄せる。
株式会社ヤマダ電機
IT事業本部 システム事業部 システム開発課
深堀健一株式会社ヤマダ電機
IT事業本部 システム事業部 システム開発課
深堀健一 氏
スピード経営と徹底したローコスト経営に取り組むヤマダ電機がいち早く導入を果たし、大きなビジネス効果を挙げている次世代バンキングサービス「VALUX」。NTTデータでは将来的に、金融機関や企業からの要望を取り入れながら、バンキングサービスにおけるさらなる機能拡大や、多様なサービス・コンテンツとの連携も視野に入れている。今後も「VALUX」の魅力をいっそう高めていくことで、金融機関とそのお客さまであるエンドユーザに対する、より大きな価値提供を目指していきたい考えだ。

※注:ヤマダ電機様の利用環境における実測値であり、実際の性能を保障するものではありません。
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